圓山大飯店の隣にある忠烈祠は、北京の故宮太和殿を模倣し、1969年に建てられました。祠内には中華民国の建国に身を投じた革命烈士などが祀られており、彼らの精神を象徴するような雄大な外観も特徴です。
忠烈祠の大門に立つ衛兵たちは、訓練の厳しさを物語るがごとく、彫刻のように微動だにしません。1時間ごとに行われる衛兵の交代式は、台北観光の目玉の一つです。

中国の宮殿式の建物である国立故宮博物院は、1965年に建てられたました。
宋と元、明、清の四王朝を中心に約5000年の中国史をほぼカバーする収蔵品は65万件にも及び、世界最大級の中華芸術の所蔵地といえます。世界の四大博物館の一つであり、「中華文化の宝庫」とも呼ばれる国立故宮博物院は、台湾に来たら絶対に訪れたいスポットです。

台湾の経済力を世界に示す高層ビル、台北101ショッピングセンター。地上101階、高さ508mで、地下も5階まであり、かつては世界で最も高い建築と認定されたこともあります（現在は世界4位、アジア3位）。
台北101の88~92階には、直径5.5m、重さ660トンという世界最大級の気圧制御装置が設置されています。これは、高層ビルに当たる強風や地震の揺れを軽減する役割を果たしています。88階から見ることができ、記念撮影もできますよ。

台北市の中心部にあり、24.79ヘクタールの広さを誇る中正紀念堂は、前総統である蒋介石氏への哀悼の意を表するために建てられました。

中正紀念堂は、四方からはエジプトのピラミッドのように見える独自の設計が施され、屋根は北京由来の天壇様式でつくられています。 本堂には蒋介石氏の座姿の銅像が安置されています。一階には展示室と放映室があり、一生を国家と民族に尽くした蒋介石氏の業績に関連した展示物が陳列されています。

中正紀念堂の左右には、古い中国宮殿式につくられている劇場と音楽ホールがあり、さまざまな公演が開催されてれています。広大な広場は市民の集会や結婚式の記念撮影場所となっており、国外からの観光客が必ず訪れるスポットといっても過言ではありません。

「淡水老街」は台湾で最も知られた観光スポット。通りの両側には、どこか懐かしい雰囲気を漂わせるまんじゅう屋や雑貨屋、おもちゃ屋やファッションの店が立ち並んでいます。阿給(春雨入り油揚げ)、魚丸(魚のすり身団子)といったグルメが楽しめるほか、古い遺跡の見学もでき、飽きることはありません。

淡水老街の外側は淡水河の河沿いに金色水岸歩道が続き、夕暮れ時には夕日が海に沈む美しい風景を眺められます。

内側は伝統的な老街となっています。至る所でご当地グルメである古早味現烤蛋糕（ケーキの一種）や烤魷魚（イカ焼き）、阿婆鉄蛋（卵のしょうゆ漬け）、魚酥（台湾のスナック）、巨無霸冰淇淋（ジャンボアイスクリーム）、淡水魚丸といったグルメが味わえます。